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医療法人 一隆会 大道整形外科
◆診療科目
整形外科・リハビリテーション科
リウマチ科

◆所在地
〒870-0820
大分市西大道2丁目3-1
ブンゴヤコスモビル 2,3F
(永冨脳神経外科 前)

◆TEL
097-543-7676

◆FAX
097-543-7670

◆診療時間
[平日]
午前 9:00〜13:00
午後 14:00〜18:00

◆受付時間
午前 8:30〜11:00
午後 12:00〜17:30

◆休診日
土曜日(当分の間)
日曜日・祝日
(学会出席や手術執刀のため臨時休診となる場合がございます)
大道整形外科 アクセスマップ 詳しくはこちら(Google Map)

陥入爪について

陥入爪とは?

爪が横方向に弯曲して爪側縁が爪溝内に刺入し、炎症反応、肉芽形成、爪郭部の肥厚を引き起こした状態をいいます。
炎症の原因となっている爪の皮膚への食い込みを除去しない限り、疼痛や滲出液を伴った感染は持続して日常生活に支障をきたすようになります。

原因

1. 深爪の習慣

深爪をすると爪の周りの肉が爪に向かってきます。そのため、後で爪が伸びてきたときにかえって爪甲側縁先端への食い込みがひどくなり、陥入爪が悪化してしまう一番大きな原因です。爪の端を奥まで切ることで、端がトゲ状になって残り、このトゲが皮膚に食い込んで、痛みを生みます。深爪にすることで一時的に痛みは軽減するのですが、繰り返すことで悪循環となってしまいます。

2. 靴による圧迫

足に合っていない靴で爪の周囲が圧迫され続けることが原因です。女性に多く見られ、高めのヒールや、先端が尖ったパンプスなどを履く機会が多い場合は特に注意が必要です。

3. 爪の形状(巻き爪の合併)
4. 外傷
5. 抜爪後の爪甲の変形
6. スポーツ(母趾に大きな負荷がかかるもの、瞬発力を必要とするもの)
7. 爪の水虫(爪白癬)

爪周囲の性状と症状

治療

炎症の原因となっている爪変形の保存的あるいは外科的治療の実施だけにとどまらず、疼痛と感染のコントロール、さらには、爪が変形し陥入するに至った原因の除 去も同時に行います。細菌感染がある場合には抗生剤の服用とともに局所の安静を図ります。保存治療もしくは日常生活に支障をきたす場合や症状を繰り返す場合には手術を検討します。

保存的治療

@ 患部の保護
・テーピング法:爪が食い込まないように軟部をひっぱります。
・コットン充填法:爪が軟部を乗り越えるようにコットンを使用して浮かせます。
・ガター法:アクリルチューブを使用して爪が軟部に食い込む部分を保護します。
・アクリル人工爪:爪が軟部を乗り越えるように補助します。

A 超弾性ワイヤーの弾性を応用し、変形を矯正する方法
ある程度の爪の長さを要し、爪甲に弾力性がある場合に適応があります。

外科的治療

手術的に爪甲縁、爪母、爪床、側爪郭を部分的に切除し爪を狭くすることで患部への圧迫を除去します。症状によっては爪の除去(抜爪)も検討します。

陥入爪を予防、改善させるセルフケア

@ 深爪をしない

陥入爪の主な原因は誤った爪の切り方によるものです。
深爪を繰り返していると足の爪が伸びるにつれて、爪の両端の端っこが皮膚に突き刺さってしまい陥入爪を進行させてしまいます。
ではどんな切り方が陥入爪のケアになるかを紹介します。
まず大前提として爪は長めに四角くなるようにします。
下の図1(真上)と2図(真横)の赤いマルの矢印のように爪の先端の両端のカドが、横から見た時に皮膚より前に出るように切ります。

ただ既に痛みがあって、爪が短い人はカドのトゲをほんのわずかに削ずるだけにして爪が伸びるまでは痛いと思いますが、グッとこらえて伸びるのを待ちましょう。

A 適切な靴選び

窮屈な靴が原因で陥入爪になりやすくなります。すでに陥入爪になっているのであれば、足の爪に負担がかかりやすいパンプスなどの先の窮屈な靴を長時間連続で履かないようにしましょう。靴のサイズを選ぶ際には適正な大きさの物を選び、靴紐がある場合は、面倒かもしれませんが1回1回ちゃんと靴紐を締めなおして履くことで、足の爪が靴先にあたることを予防できます。

上記のことを気を付けるだけで改善したり、陥入爪も防げることもあるので、できることは気を付けましょう。