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医療法人 一隆会 大道整形外科
◆診療科目
整形外科・リハビリテーション科
リウマチ科

◆所在地
〒870-0820
大分市西大道2丁目3-1
ブンゴヤコスモビル 2,3F
(永冨脳神経外科 前)

◆TEL
097-543-7676

◆FAX
097-543-7670

◆診療時間
[平日]
午前 9:00〜13:00
午後 14:00〜18:00

◆受付時間
午前 8:30〜11:00
午後 12:00〜17:30

◆休診日
土曜日(当分の間)
日曜日・祝日
(学会出席や手術執刀のため臨時休診となる場合がございます)
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たばこについて

先日、当院のトイレでたばこの吸い殻が見つかりました。

ゴミ箱の中に隠すように捨ててありました。

診察の待ち時間に、待ちきれずに吸ったのでしょう。


長らくお待たせして申し訳ありません。
という気持ちと、もう一つ

院内ルールは守りましょう。


ここで、たばこを吸うことについて考えてみましょう。
はっきりしていることは、
たばこを吸うのは個人の自由
ということです。
ルールを守っていれば、誰も制限することはできません。

しかし、

今さらですが、たばこの害について知っていますか?

たばこの煙の中には3000〜4000種類の化学物質が含まれており、その中に約40種類の発癌物質、約200種類の発癌促進物質が存在する。

一般的に喫煙指数(本数/日×年数)が多いほど癌の発生率が高く、指数700を超えると癌・呼吸器疾患・脳梗塞・心筋梗塞のような血管病が増加するといわれる。

それに慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)の肺気腫・気管支喘息などが加わってくる。

70歳過ぎになると、咳・痰が増えて、ついには酸素ボンベを抱えた生活を余儀なくされる場合もある。

喫煙が肺がん(4.5倍)の原因になることは良く知られていますが、そのほかにも次のようながんの原因となるといわれています。

●喉頭がん(32.5倍)
●口腔・咽頭のがん(3.0倍)
●膀胱がん(1.6倍)
●食道がん(2.2倍)
●胃がん(1.4倍)
●膵がん(1.6倍)
●肝がん(3.1倍)


社会問題となっているのはタバコは吸っている本人よりも、
副流煙を吸う周囲の方が害が大きい ということです。

とくに妊婦、胎児や小児への悪影響は無視できません!!

胎児は、母親がたばこを1本吸うたびに息を止めています。そのため、

不妊の危険性が高まる
自然流産が1.5倍高い
早産が1.4〜1.5倍高い
周産期死亡は1.2〜1.4倍高い
低出生体重児がとなる頻度が約2倍高い


2〜16歳の喘息患者400人のうち、家庭内受動喫煙がある場合は67%、ない場合は26%だった。また、幼児期に副流煙を吸い込むと、肺炎や気管支炎など呼吸器疾患にかかる率が高くなります。 その割合は、両親とも喫煙する場合、両親とも非喫煙の場合の約2倍以上高くなっているそうです。


日本でも2002年に「健康増進法」が施行され、受動喫煙の防止が徹底されるようになりました。駅や病院、教育機関などの公共施設、カフェやレストランでも全面的に禁煙する所が増えています。当院はとくにスペースが狭いので、

院内禁煙
を決定しました。


前述の事実を無視して、真逆の極論を説く方もいますが、たばこを吸う人は、周囲の人にも十分配慮して、

院内ルールはしっかり守りましょう。
防災の観点から極めて危険です。


整形外科的にも、椎間板のような軟骨組織の変性を進行させ、腰部脊柱管狭窄症症状も増悪させる要因となることがあります。