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医療法人 一隆会 大道整形外科
◆診療科目
整形外科・リハビリテーション科
リウマチ科

◆所在地
〒870-0820
大分市西大道2丁目3-1
ブンゴヤコスモビル 2,3F
(永冨脳神経外科 前)

◆TEL
097-543-7676

◆FAX
097-543-7670

◆診療時間
[平日]
午前 9:00〜13:00
午後 14:00〜18:00

◆受付時間
午前 8:30〜11:00
午後 12:00〜17:30

◆休診日
土曜日(当分の間)
日曜日・祝日
(学会出席や手術執刀のため臨時休診となる場合がございます)
大道整形外科 アクセスマップ 詳しくはこちら(Google Map)

骨粗しょう症について

骨粗鬆症とは

骨の強度が低下することにより、通常の日常生活動作程度で容易に骨折をきたす病態です。
また、近年は骨折をきたさなくても、骨粗鬆症自体が腰背部痛の原因になることがわかっています。骨量測定で骨粗鬆症と診断されれば、痛みない生活を送るために積極的な治療を行うべきと考えます。

治療の意義

治療の目的は、脆弱性骨折の予防によってADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)を維持することです。そのためには骨量を増加させ、かつ骨折の1番の原因となる転倒を予防することが大切です。

治療の実際

1.食事療法
バランスの良い食事
カルシウムやビタミンD摂取のみにこだわらない
2.運動療法
買い物や散歩など自然な運動
過度な負荷や、反動を利用する運動は避ける
3.日光浴
1日30分の日光浴を
冬は30分、夏は10分で可、皮膚がんの危険性はこの程度では上がらない
上の3大原則に標準的な薬物療法を組み合わせる。

薬物療法の実際(主たるもの)

1.ビタミンD
カルシウムの吸収を促進する
筋肉に作用し転倒も予防できる
2.ビスフォスホネート
骨吸収(骨量減少)を抑制する
月1回製剤がメイン、ビタミンDとの併用が効果的、最近はより効果的な注射もあり。
3.副甲状腺ホルモン
週1回、または毎日の皮下注射
高価である、また一生のうち2年間のみ使用可(使用時期を考慮すべき)
年齢や性別、骨量減少の程度、骨折の既往によって判断

転倒なく通常の歩行で骨折した症例(恥骨骨折)

転倒なく通常の歩行で骨折した症例(恥骨骨折)

転倒なく通常の歩行で膝痛が生じた症例(脛骨不全骨折)

転倒なく通常の歩行で膝痛が生じた症例(脛骨不全骨折)

転倒など外傷のなく通常の日常生活で腰痛が持続する症例 (脊椎多発骨折)

転倒など外傷のなく通常の日常生活で腰痛が持続する症例 (脊椎多発骨折)

尻もちをついてから腰痛が出現した症例(脊椎破裂骨折:麻痺の危険性あり)

尻もちをついてから腰痛が出現した症例(脊椎破裂骨折:麻痺の危険性あり)

治療の必要性

背筋の運動

最後に

骨粗鬆症の治療は、すでにガイドラインが示されており、これに従って標準的な治療を行うべきです。しかし、患者さんの病態は一人一人で異なっており、個人により合った治療方針が適応されるべきでしょう。
食事や日光浴、軽めの運動に薬物療法を組み合わせて、楽しみながら、根気強く継続することが大切です。